日本は21歳の長谷川唯が貴重な先制点を決めた。後半38分に横山が右からシュートを放つと、GKがはじいたボールを相手がクリアミス。ゴール前に走り込んでいたMFは難しい体勢から右足で合わせ「よく覚えていない。真上に上がったので蹴ってみたら入った」と興奮気味に話した。

 昨年のアルガルベ杯でデビューしてから代表に定着。約1年ぶりのゴールを決めた技巧派に、高倉監督は「体が小さくて当たり負けするが、それを上回るテクニックと瞬間的なスピードで抜けられるようになった」と目を細めた。