国際サッカー連盟(FIFA)は16日にコロンビアのボゴタで理事会を開き、6月開幕のW杯(ワールドカップ)ロシア大会で「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)」と称する映像確認の審判員を採用すると決めた。

 16年12月に日本で開催されたクラブW杯でFIFA主催の大会に初めてビデオ判定が導入された。準決勝のナシオナル・メデジン戦で鹿島のDF西がペナルティーエリア内で倒されビデオ判定になり、PKが宣告された。昨年11月10日に行われた日本-ブラジルの国際親善試合で、DF吉田がMFフェルナンジーニョを倒したとしてPKが言い渡された。ケルンFW大迫は、4日に行われたシュツットガルト戦でネットを揺らしたが、その前にGKへの反則があったため、無得点となった。