日本代表DF槙野智章(30=浦和)が、DFリーダーとして守備陣を引っ張っていく。21日、ベルギー遠征中の日本代表は23日のマリ戦に向けて合宿3日目を迎え、冒頭15分を公開した練習を行った。

 今回、DF吉田が負傷で招集外となり、センターバック4人は全員Jリーガー。槙野は「今回招集された選手で何ができるか、どういうことをプラスしていけるか、ということが大事になってくる」と説いた。

 その中でも、槙野は「後ろ(守備)の選手から前(攻撃)の選手を動かしていくことが大事」とキッパリ。11月の欧州遠征では強豪のブラジルとベルギーに敗れ、課題が残った。槙野自身、課題を克服するために先頭に立って「後ろの選手で話して、周りの選手に声を掛けている。そうすることで自分にもプレッシャーをかけている。自分に求められること、責任感は増している」という。

 まずはW杯1次リーグで対戦するセネガルの仮想とされるマリ戦で勝利すること。30歳のセンターバックも「自分に求められることの一番は相手のエースを抑えること。抑えるためにどうできるか、いかにまとまった守備ができるか」とテーマを置く。強固な守備をつくりだすため、槙野が最終ラインをけん引する。