6月11日に開幕するFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会で、前回王者のアルゼンチンはスカロニ監督の下、64年ぶり史上3チーム目の連覇を目指す。
達成なら1958、62年大会のブラジル以来。スカロニ監督が母国を連覇に導けば、イタリアのポッツォ監督以来88年ぶり2人目の快記録となる。
FWメッシ(マイアミ)を擁し、今大会も優勝候補。名選手だけでなく、数多くの名将を出し、今大会は出場48チーム中、アルゼンチン出身監督は国籍別最多の6人を数える。
前回大会の3人から倍増。開催国の米国は欧州の強豪クラブで結果を残した元アルゼンチン代表MFのポチェッティーノ監督が率いる。南米予選を勝ち抜いた6カ国のうち、イタリア出身のアンチェロッティ監督が指揮するブラジル以外の5カ国がアルゼンチン出身の監督だ。
その南米5カ国の共通点は公用語がスペイン語。かつての日本代表のように監督が通訳を介して選手に指示することはない。W杯優勝は過去8チームだが、全て自国出身監督。外国籍監督が率いたチームは優勝までたどり着いたことはない。
5月で48歳になった指揮官の下、一体感を高める今大会のアルゼンチンは1次リーグJ組でアルジェリア、オーストリア、ヨルダンと対戦。国内の主要紙ナシオンは「簡単なグループ」と楽観する見方だが、決勝トーナメント1回戦ではウルグアイ、スペインなどとぶつかる可能性があり「その後は厳しい対戦が待ち受ける」としている。


