なでしこジャパンが31日、長崎・諫早市内で1日に行われる国際親善試合ガーナ戦(トラスタ)へ向けて調整した。

 チームは約1週間後の4月7日に、19年フランスW杯出場権をかけたアジア杯の初戦、ベトナム戦を迎える。重要なテストマッチへ向け、前日会見に臨んだ高倉麻子監督は「選手の雰囲気を見ましても、今までとちょっと違うなと思いますし、大変強い意気込みを感じます。攻守ともに、なでしこらしくアグレッシブに最後まで諦めずに戦う姿勢をみなさんに感じてもらえたらいいなと思っています」と話した。

 アジア杯へ向け、高倉監督はFW川澄奈穂美(32)を16年3月のリオ五輪予選以来、約2年ぶりに招集した。高倉体制では初招集ながら、すでにチームに溶け込んでいるとし、「トレーニングでもオフでもどっしり構えていてくれるので、選手が安心しているような感じは見受けられます。本当にいい刺激を持ってきてくれたかなと思います」と話した。

 ガーナ戦での川澄の起用については明言を避け「それは明日のお楽しみです。でも、(チームに)違和感なく入ってくれている。ちょっと今日考えます」と笑顔で答えた。