サッカー日本代表の西野朗監督(63)が、ワールドカップ・ロシア大会の最終登録メンバー23人発表当日の31日に、最終サバイバルマッチとなる異例の練習試合を敢行する可能性が出てきた。14日、事実上の第1次選考、予備登録35人を選出し、国際サッカー連盟(FIFA)に登録。同リスト入りが濃厚なMF香川真司(29=ドルトムント)ら、けがなどで状態に不安を抱える選手は多い。悩みの深い西野監督は壮行試合の30日ガーナ戦(日産ス)の翌日にまさかの“もう一丁”プランを明かした。

 ◆不安を抱える主な選手 ドルトムントMF香川は2月に左足首を負傷し、約3カ月の離脱。12日のホッフェンハイム戦で約3カ月ぶりに復帰したばかり。レスターFW岡崎は4月に右足首を負傷し、実戦から約1カ月離れたまま、リーグ戦は終了した。マルセイユDF酒井宏も4月の試合で左膝を負傷して一時離脱した。クルトゥラル・レオネサMF井手口は2月18日のリーグ戦を最後に実戦から遠ざかっている。FW本田はパチューカがプレーオフ進出を逃して4月28日にシーズンが終了。実戦から約2週間離れている。