サッカーワールドカップロシア大会に向けた国際親善試合ガーナ戦に向けた日本代表合宿が26日、千葉県内で行われた。

 ゲーム形式の練習では3-6-1のフォーメーションを試すなど、西野朗新監督(63)の思惑が垣間見える内容となった。

 FW浅野拓磨(23)は2シャドー(セカンドトップと同義語で1・5列目)の一角に入った。16年シーズン途中まで在籍していたJ1サンフレッチェ広島時代に慣れ親しんだポジションでもあり「(当時を)思い出しながらやっていました」と笑顔をみせた。西野監督からの指示については「今回のゲームでそこにいきなり入ったので、どういう役割か詳しくは分からない。感覚としては(今までと)同じものかなとは思いますけど」と話した。

 昨日の練習から24日に負傷離脱したMF青山敏弘(32)を除く全26選手がそろった。全員でのミーティングも行われており、指揮官からの指示については「攻撃になった時には、(やり方を)固めることはないと言っていました。でも、全員でスタート位置を決めてみんなで守ろうというのはあった。相手ボールになった瞬間に、まずみんながボールよりも下がって、しっかりブロックを敷いてみんなで守ろうというのを強く言っていた」と明かした。

 現在の代表での立ち位置については「スタメンだろうが、途中出場だろうが、どういう立場だとしてもピッチに立てたらやれることをやるとしか考えてないので、立ち位置というのはそんなに意識していません」と言い切った。