国際親善試合ガーナ戦(30日)に向けて合宿中のサッカー日本代表FW宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ)が、西野ジャパンが新たに取り組んでいる3バックでの自身の手応えを語った。

 26日から始まったミニゲームでは常に主力組に入ってプレーしている。2列目の左として、西野朗監督からの厚い信頼がうかがえる。宇佐美は27日の練習後に取材対応し、3バックについて「守備のときにどういうポジショニングをとるかがチームに浸透すればやりやすい。ウイングバックの選手とイメージを共有して、(ボールを奪いに)いく、いかないをはっきりすれば」と手応えを口にした。

 チームが集合した際のミーティングで3バックについて聞いたときは意外だったというが、2列目というよりゴールに近い位置に入り「あそこで(ボールを)受けるのは好きだし、自分の幅が出せると思う。自分のポテンシャルを出しやすいと思う」とポジティブに受け止めている。「最初は苦労はするけど、期待感や可能性に目を向けて選手はやるべきだと思う」と力強く話した。

 3バックを採用した場合は、MF香川真司やFW本田圭佑らとポジションを争うことになる。ずっと主力組でプレーしていても、「主力だとは感じていない。アピールする立場。しっかり合わせられることが大事」と冷静に話した。