「森保ジャパン」誕生が秒読みとなっている日本代表の次期監督選定について、日本協会の田嶋幸三会長(60)が21日、都内で取材に応じ、候補者との最終面談に関して「時間が取れるんだったら、ぜひ、そうしたいと思います」と熱望した。就任が確実視されるU-21日本代表の森保一監督と、兼任で重複する日程をクリアできるサポート体制などについて、協会トップが自ら話し合い、最後の詰めを行う可能性が出てきた。

 技術委員会があった前日20日に続き、この日も関塚技術委員長と話し合ったという。技術委員会は人選を関塚委員長に一任。田嶋会長は、関塚委員長が候補者を1人に絞っていることも認めた。会長と技術委員長の2人を軸にした、ごく少数の「選定委員会」で詰めの作業を進める。順調に進めば、26日に日本協会の理事会で森保ジャパンが誕生する運び。田嶋会長はあらためて「できれば、そうしたい」と26日決着への強い意欲を示した。