FIFAランクでアジア最高の29位イランが同76位の中国に3-0で快勝し4強に進出。28日午後6時(日本時間同11時)に行われる準決勝で同50位の日本と対戦する。

「イランのメッシ」といわれるFWアズムン(ルビン)が2得点に絡んだ。前半18分、自陣からのロングキックに快足を飛ばして相手DFに競り勝って奪い、ペナルティーエリア右から折り返すと、中央でフリーのFWタレミ(アルガラファ)が難なく右足で合わせ、先制を演出。同31分には自陣からのロングフィードに走り込んで相手DFを振り切り、1対1となった相手GKもあっさりかわして左足で流し込んで2点目を奪った。

チームはさらに、後半ロスタイム、相手トラップミスをタレミが奪ってラストパスを送り、交代出場のFWアンサリファルド(ノッティンガム・フォレスト)がドリブルから相手GKとの1対1を右足で流し込んだ。これも起点は自陣からのロングパスだった。

イランは1次リーグからこの試合まで4勝1分け。イラクと0-0で引き分けた以外は危なげなく勝利を挙げ、5試合連続無失点。得点は12得点でアズムンが4得点、タレミが3得点を挙げているが、タレミはこの試合で2枚目のイエローカードを受け、日本戦は出場停止となる。