昨季限りで現役を引退した元日本代表GK川口能活氏(43)が、東京オリンピック(五輪)世代のU-22日本代表のGKコーチを務める可能性が6日、浮上した。

関係者によると川口氏はこの日までにナショナルトレセンのコーチとして契約。基本的には全国各地を回ってのGK育成が主な仕事になるが、早ければ3月にも臨時で東京五輪世代のGKコーチとして招へいされる可能性がある。

川口氏は引退後、A代表コーチの打診もあったが、指導者ライセンスを持たないことなどを理由に断念し、今回の契約に至った。この日都内で行われた日本サッカー協会(JFA)の技術委員会では、ナショナルトレセンの仕事に加えてアンダー世代の指導に携わらせるべきという声が挙がった。

3月には東京五輪世代がU-23アジア選手権予選(ミャンマー)に参加し、A代表はキリンチャレンジ杯を含め、国内で活動することが決まっている。両代表のGKコーチは下田崇氏が兼任しており、A代表を優先した場合、必要に応じて川口氏に声が掛かりそうだ。