東京オリンピック(五輪)世代のDF冨安健洋(20=ボローニャ)が、センターバック(CB)と右サイドバック(SB)の“二刀流”をアピールした。

本職はCBだが今夏にベルギーのシントトロイデンからイタリア1部ボローニャに移籍。新天地では右SBで起用されている。この日はCBで先発し、後半頭から右SBに入り、好機では高い位置に駆け上がり攻撃に参加。サイドの空中戦でも強さを発揮し、攻守に躍動した。守備の文化が根付くイタリアで「マークの付き方など、日本で言われてきたことをより細かく言われている」と明かし「ベルギーより強度はかなり高い」と話す。イタリアで一回りたくましくなった冨安が、森保ジャパンでも新たな武器に加わろうとしている。