【釜山=松尾幸之介】日本代表(FIFAランク28位)は最終戦で韓国(同41位)に0-1で敗れ、13年以来3大会ぶりの優勝を逃した。

前半28分にホームの大声援を受ける相手に先制点を献上。最後まで1点が遠く、引き分け以上で優勝という有利な条件も生かせず2位に終わった。日韓戦の対戦成績は日本の13勝23分け40敗。韓国は3連勝で3大会連続5度目の制覇となった。

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“桁違い”の圧力にのみ込まれた。相手サポーターのつける悪魔の耳を模したカチューシャが赤く不気味に光る。約6年半ぶりの敵地での日韓戦。初戦の中国戦でわずか800人だった観客は2万9252人となり、物々しい雰囲気へと様変わり。球際でも競り負け、前半28分にMF黄仁範に決勝点となる強烈な先制ゴールをたたき込まれた。

修正もきかなかった。「正直、予想外のゲームコントロールをされた」とDF畠中。3バックとウイングバックの間にできるスペースにロングボールを蹴ってくる韓国の攻撃にてこずり、局面での数的不利が多発。ボールの取りどころが定まらず、攻撃も単調に。MF田中碧は「もう少し突き詰めないといけなかった」と悔やんだ。

森保監督は敗因のひとつに「選手も個々のケアをする中で強度が足りず、相手に上回られたのかなと思います」とコンディション面を挙げた。しかし韓国も主将DF金英権やMFナ・サンホらJリーグ勢をはじめ、欧州組を除く国内組中心の構成。第2戦からは日本よりも1日少ない中2日で臨んでおり、日程的にも、むしろ日本の方が有利。引き分けでも優勝を手に出来る状況の中で今季の“J選抜”が完封された事実に言い訳はできない。

日本開催だった17年の前回大会でも引き分け以上で優勝という有利な状況で、先制しながら4失点を喫して大敗した。63年ぶりの韓国戦ホーム4失点という屈辱以来の対戦で、借りを返せず。MF鈴木は「アウェーのこの環境で余裕でやれる能力を出していかないといけないし、びびって立ち上がりが悪いんじゃ後悔しか残らない」とうなだれた。優勝して弾みをつけた女子とは対照的な19年の締めくくりとなった。