サッカーのモンゴル代表のスロバキア人指揮官、ラスティラフ・ボジク監督(43)が29日、30日のW杯カタール大会のアジア2次予選日本戦(フクアリ)を前にオンラインで公式会見を行った。モンゴルは、現在F組最下位で、既に敗退が決まっている。

本来は、モンゴルのホームで行われる試合だが、コロナ禍の影響で無観客での日本開催となった。指揮官は「私たちの国で試合をすることが不可能。ホームはアドバンテージはある。無観客とはいえ、日本なので日本にアドバンテージがある。ピッチも状態が違う。でも決まったこと。言い訳はせず、決まったことを尊重してベストを尽くす」と抱負を語った。

ボジク監督は昨年9月に就任。0-3で敗れた21日のタジキスタン戦が初采配だった。モンゴルの国内リーグは昨年9月に終了しており、選手選考やトレーニングでのコンディションつくりに苦労したという。

今回のW杯2次予選での試合を前に、トルコで合宿を行った。指揮官は「日本のパフォーマンスでなく、自分たちのパフォーマンスにフォーカスしプレーする」と意気込みを示した。

主将のDFツェデンバル・ノルジモー(エルチム)は、日本との対戦に喜びを口にし「コロナ禍で長い間プレーできないが、コーチが自宅でできるメニューをつくってくれて、21日間、トルコで練習してここに来た。試合をする準備は整っている」と話した。