日本協会が16日、代表活動後に定められたコロナ検査ルールを怠った選手がいることを発表し、謝罪した。日本協会は3月にA代表2試合、U-24代表2試合、4月になでしこ2試合の計6試合の国際試合を行った。コロナ禍で強化試合を実施するため、政府各所やスポーツ庁などとの調整の中で「解散3日後、14日後、リーグ戦に向けて決められた日」のコロナ検査実施を条件に、政府から国際試合開催の特別許可を得ていた。

日本協会は、各クラブにその趣旨を説明し、検査の徹底を通達した。しかしクラブによってリーグ戦開催日が異なることなどから、検査日が異なるなどの問題で、1クラブが検査日を間違えていた。義務づけられた「解散3日目の検査」を勘違いし、所属代表選手の1人が3日目検査を実施しなかった。

日本協会関係者によると「その選手は代表戦前日、解散した日、解散2日後、同4日後に検査を受けた。6日間で4度検査を受けたが、勘違いもあって肝心な3日後の検査を行わなかった。クラブによってマストの検査日をより具体的に通達すればよかったと反省しています」と話した。