今夏にJ1のFC東京に完全移籍した日本代表DF長友佑都(35)が、このほどスポーツ紙の合同インタビューに応じた。自身の目標である22年W杯カタール大会を目指す日本代表について、10月のアジア最終予選のオーストラリア戦とサウジアラビア戦をヤマ場とした。

 ◇   ◇   

-日本代表は最終予選で現時点で1勝1敗。現状をどう見ているか

長友 これで(自身の最終予選は)4回目になる。負ければ批判されてきたので、慣れているし、そんなもんだと思っている。最終予選を初めて経験した選手もいる。厳しさをオマーン戦で体感できた。逆に言えば、その経験をもとにより一層の危機感をもって戦える。あの敗戦を無駄にしないように、悔しさを忘れないように。10月のオーストラリア戦とサウジアラビア戦はヤマ場。そこを2勝できる気持ちでいきたい。

-9月の最終予選はアウェーの地上波放送がなかった

長友 すごくさみしいこと。たくさんの人に見てもらえないことはサッカー人気を考えても。いままで地上波でずっとあったので。最終予選はすごく盛り上がる、視聴率もあった。

-W杯とはどんな存在か

長友 言葉が見つからないくらい。W杯は特別で、経験するほどとりこになる。中毒になるくらいの影響力がある。(初めて)代表に選ばれたときも東京の看板を背負っていた。原点の思いがよみがえるし、プラス、メンタルも成長した長友を見せたい。