日本サッカー協会は19日、U-23(23歳以下)アジア杯予選に臨むU-22日本代表を発表した。K組の日本は今月26日にカンボジア、28日に香港といずれも福島県のJヴィレッジで対戦する。元日本代表の内田篤人氏が「ロールモデルコーチ」としてスタッフ入りした。富樫剛一監督は内田コーチの同行に「彼が持っている経験は国際試合、アジアの戦いに向けて気の緩みがないようなチームがつくれる」と期待を寄せた。また、GKコーチは東京五輪でもコーチを務めた川口能活氏が務める。

01年1月生まれ以降のパリ五輪世代が中心となる活動で、Jリーグが終盤戦を迎える中、残留争いまっただ中の湘南MF田中とDF畑、清水MF松岡、徳島MF藤田らが名を連ねた。一方で天皇杯のある浦和、鹿島、川崎Fからの招集は見送られた。富樫監督は「私たちの活動を理解していただいて協力していただいたチームがたくさんあった。自分が思う理想通りのメンバーになった」。10番を背負うのは22歳の神戸MF郷家。パリ五輪世代より上の選手が4人招集されており、国際経験を積むことと、将来のオーバーエージ枠をにらんでの招集となった。

予選は11組に分かれ、各組1位と2位の成績上位4チーム、開催国ウズベキスタンが来年6月の本大会に出場する。