元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなったことを受けて1日、「オシムチルドレン」の阿部勇樹氏(40=浦和レッズユースコーチ)が自身のツイッターを更新した。

「2003年ジェフの監督になり、まだまだこどもだっだ、自分を鍛えてくれた恩師!

オシム監督から、サッカーとは何か。

人生とは何か。教えていただきました。

今の自分があるのは、オシム監督の指導のおかげです!

またお会いにいって、サッカーの話をいっぱいしたかった。」(原文ママ)

さらに2日の午前0時過ぎに続けてツイッターを更新。

「オシム監督から学んだ事は、自分の今後の人生で大事な事であり、それをしっかりと伝えていけるように頑張ります。

サッカーが好きで好きでたまらない、オシム監督! 感謝しております。

日本に来てくれてありがとうございます。

必ず報告しに行きます。

心よりご冥福をお祈りいたします。」

オシム氏と座って語り合う写真、ワインが置かれたテーブルを前にオシム氏に肩を抱かれる写真2枚とともに、思いを紡いだ。

阿部氏が千葉でプレーしていた03年に、オシム氏が監督に就任。21歳ながらキャプテンに抜てきされた。

オシム氏が06年に日本代表監督に就任した後には、日の丸を付けてプレー。オシムチルドレンと呼ばれる存在だった。

 

◆オシムチルドレン オシム氏がJ1千葉や日本代表の監督を務めたときに重用した選手。06年に日本代表監督に就任すると、千葉で主力だったMF阿部、FW巻の他にもMF羽生らを代表に初選出。さらに当時浦和のMF鈴木、DF闘莉王らも薫陶を受けた。10年に名古屋のストイコビッチ監督がJ1を制すると、「ピクシー(ストイコビッチ)はかつての教え子。自分のことのようにうれしく思う。日本代表監督時代に(チームに)呼んだ闘莉王、楢崎、三都主ら選手たちにも、おめでとうと申し上げる」とコメントしていた。