日本代表は14日午後6時55分から、大阪・パナソニックスタジアム吹田で行われるキリンカップの決勝でチュニジア代表と対戦する。

FIFAランキングは日本が23位で、チュニジアは35位。過去の国際Aマッチでの通算対戦成績は日本の4戦全勝。計6得点、無失点となっている。

20年前のW杯日韓大会で、日本は6月14日に同じ大阪の地(当時は長居スタジアム)で2-0と快勝して初の1次リーグ突破を決めた。

森保監督は「20年前の日韓大会と同じような結果をチュニジア戦でつかみとりたい。20年の時を経て日本サッカーが成長しているところを見ていただきたい」と意気込んだ。

チュニジアのカドリ監督は「偶然とはいえ、また対戦できるのは非常に有意義。20年前とは逆の結果になることを願っている」と雪辱を誓った。

 

〈日本のチュニジア戦VTR〉

◆96年10月13日(親善試合、1-0) 初対戦は神戸で行われ、1-0で勝利。前半17分、MF前園真聖がゴールを決めた。当時のチュニジアはアフリカ選手権で準優勝の実力。日本はボール保持率で65%と圧倒し、被シュートも3本に抑えた。

◆02年6月14日(日韓W杯、2-0) 日本がW杯で初めて決勝トーナメント進出を決めた。後半3分にMF森島寛晃が右足で先制し、同30分にもMF中田英寿がクロスをヘディングで合わせて2-0で快勝した。

◆03年10月8日(親善試合、1-0) 敵地で初の対戦。前半39分にFW柳沢敦が先制した。これが決勝点となり、1-0で競り勝った。ジーコ監督下で、中田英寿、中村俊輔、小野伸二、稲本潤一という「黄金の中盤」がそろってフル出場した。

◆15年3月27日(親善試合、2-0)当時のFIFAランキングは日本53位、チュニジア25位。順位的にはチュニジアが格上だったが、大分で初陣を迎えたハリルホジッチ監督は代表経験の浅い選手を多く先発起用した。前半は0-0で折り返したが、後半から途中出場した実績十分のFW岡崎慎司とFW本田圭佑がゴールを決めて2-0と快勝した。