日本代表(FIFAランク24位)とアメリカ代表(FIFAランク同14位)との親善試合は、フジテレビ系で生中継され、同局のワールドカップ(W杯)スペシャルナビゲーターの大久保嘉人氏(40)、06年のW杯ブラジル大会日本代表の坪井慶介氏(43)が解説として出演した。

アメリカを安定した守備で無失点に抑えてきたが、後半35分に大きなピンチを迎えた。アメリカに押し込まれていた時間帯で、DF吉田麻也(34=シャルケ)が自陣から狭いエリアを抜けて前へ運ぼうとした際、相手にボールを奪われ、アメリカFWアーロンソンにシュートを打たれた。シュートは枠の外で失点は免れたが、大久保氏は「吉田選手のああいうミスはピンチにつながる。ドイツ、スペインはそれをきっちり決めてきますからね」とズバリと指摘した。

また、後半34分に途中出場のMF三笘薫(25=ブライトン)が左サイドから得意のドリブルでゴール前に切れ込み追加点。大久保氏は「今日は調子悪いかなと思ったけどそんなことなかった。三笘選手のフェイントは飛び込みにくい。三笘選手にしかできないドリブルだなと思いました」と賛辞を贈った。結果的に2-0で勝利し「今までで一番安定した戦いだった。鎌田選手がすべてにおいて攻撃の起点になっていた。かなりのインパクトを残したと思いますよ」と総括した。