15日の国際親善試合のキリンチャレンジ杯・エルサルバドル戦で大勝した日本代表は16日、愛知県・豊田市内で軽めの調整を行った。左サイドバックで先発し、代表デビューしたDF森下龍矢(26=名古屋グランパス)は、守備の課題を挙げ「シン森下」へのステップアップを誓った。

明大時代は、栗田大輔監督(52)から「長友を目指せ」とハッパを掛けられた。大学1年のころは試合に出られず、応援席が指定席。スタンドで応援の太鼓をたたいていた部分も、長友と同じだ。「2年も途中まで出てない。ほぼ応援団長じゃないかと」。それでも、めげることなく練習に励み、持ち味の攻撃力を武器に定位置をつかみ、Jリーガーへと成長した。

26歳にして初の代表招集。試合を経て「特に守備のところで欧州の基準を感じた」と話す。守備面での1歩速い寄せ、1秒速い予測を含め、細部の部分で自身の伸びしろを感じた。「明治でもJでも“球際”と言われるけど、代表の球際はワンランク上だと感じた。球際の質の部分は初めて体感したもの。ちょっとでも身に付けられるようにしていきたい」と目を輝かせた。

球際の部分で新しい価値観に出会い「壁を乗りこえてきたサッカー人生。今回与えられた試練、壁も乗り超えて、ちょっとでも新しい森下になれるように頑張りたい」。「シン森下」の先に、目標とすべき長友の姿があるはずだ。