日本女子代表なでしこジャパンで長く活躍したFW岩渕真奈(30)が1日、現役引退を発表した。
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「サッカー選手っていつケガとかして、プレー出来なくなるか分からないし。いきなり引退とかになっちゃうかもしれないじゃないですか?」
11年女子W杯ドイツ大会を優勝し、12年ロンドン五輪前に右足小指を疲労骨折してしまったころの、なでしこリーグ会場だったと記憶している。岩渕に「10代で代表に入って活躍しているけれど、将来はこうなりたいって理想はあるの?」と質問すると、こう切り出してきた。
「だから、ちゃんと大学にもいって勉強して、一般常識を身につけたいんです。サッカーの友達ももちろん大事なんですけれど、女子大生生活もしたいし、大学の友達もいっぱい作りたい。知り合いがたくさん出来れば、いろいろ視野も広がると思うんですよね」
休日などに駒沢女子大の友人とドライブや映画やランチに行った楽しげな話なども聞いたことがある。海外移籍により大学は休学することになったが、ドイツ語や英語も勉強して習得するなど、サッカー以外も自分磨きの勤勉家だ。自分の意見をはっきり伝えられる印象もある。11年W杯決勝米国戦で、澤穂希が「私は無理」とPKの順番を最後にしてもらったのは有名だが、実は岩渕も「6番」だった順番を「私も無理です」と断ったことを後から聞いた。
15年W杯カナダ大会決勝で2-5と大敗後の悔し涙は印象深い。「私のあとに10番を背負うのはブッチ(岩渕)しかいない」と言い続けてきた澤の胸の中で、ほかの誰よりも号泣していた岩渕。以降、10番は継承したがケガにも泣いた。澤も「私は30歳を過ぎてからサッカーがうまくなった」と言っていただけに、30歳での引退は再考の余地ありですよ?【10年~15年女子サッカー担当 鎌田直秀】

