サッカー女子日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング8位)が、前半からアルゼンチン(同31位)を圧倒した。MF長谷川唯(マンチェスター・シティー)の2得点などで、ベスト8に入ったFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会の後、初の実戦を制した。
長谷川唯(26=マンチェスターC)がフル出場2得点と輝きを放った。
「日本でやる試合はなかなかない。楽しみにしていた」と試合に臨んだ。前半10分にPKを落ち着いて沈めると、同39分キレのある動きを見せた。敵陣中央に走り込んで田中美南からのスルーパスを受けた長谷川が、寄せてきた相手選手2人をドリブルでかわし、右足のシュートをゴール左に突き刺し、チーム4点目を挙げた。
今夏のW杯ではボランチを任され「最近前のポジションをやっていなかったので…」と不安もあったが、インサイドハーフで流石のプレーを披露した。
来夏のパリ五輪(オリンピック)に向けたアジア2次予選が、来月26日にウズベキスタンで始まる。「このチームなら上に行ける。良い準備をして戦いたい」と必勝を誓った。