【ジッダ(サウジアラビア)17日=岡崎悠利】W杯アジア2次予選で日本代表が21日に対戦するシリアが16日の第1戦で北朝鮮に1-0で勝ち、白星発進した。
シリアってどんなチーム? 気象は? ピッチ状態は? 雰囲気は? この日、チャーター機で現地入りした森保ジャパンより一足先に、21日の日本戦の会場でもあるアルファイサル・スタジアムで行われた一戦に潜入した。
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ジッダのスタジアムで、多くのシリア国旗が揺れた。200人を超える警備員がピッチを取り囲む異様さの中、エースの34歳FWソマのPKで勝利。192センチの長身アタッカーは足元の技術はやや心もとないが、しっかりと右上へ蹴り込んだ。サポーターによれば「スタジアムに来た多くがジッダ在住のシリア人」とのこと。日本戦も中東特有の手拍子に、うなるような声援が響きそうだ。
収容人数は約2万人とやや簡素なもの。90分でところどころ芝がめくれたのが気にかかるが、照明が暗いといった問題はなし。1人で試合を見ている日本人が物珍しいのか、常に視線を感じ、時に話しかけられた。試合後には喜び騒ぐ集団に囲まれ「日本はミャンマーに5-0で勝ったが、次はシリアが5-0で日本に勝つ」とあおる言葉もかけられた。
ただ4-2-3-1で北朝鮮と戦ったシリアは特に左サイドの守備で後手に回っていた。DFケルダグリが1対1で突破を許したと思えば、あっさりとスルーパスを通され失点のピンチも。ミャンマー戦で温存されたMF伊東やMF久保がピッチに立てば、問題にしない相手に映った。
日本戦キックオフ時間の午後5時45分の気温は29度。ナイターでのミャンマー戦時より10度以上高い。ただ湿度は30%を下回り、汗ばむ息苦しさはない。すでにジッダ入りしているシリアに対して日本は現地での練習機会は3回と限られるが、適応は難しくない。力の差がある相手に、油断のない森保ジャパンが攻勢をかけ続ける展開になりそうだ。

