「初物」に強いMF田中碧(25=デュッセルドルフ)が、史上初となる元日開催の日本代表戦で2024年初ゴールを決めた。
後半6分、ペナルティーエリア右でボールを持ったMF伊東純也(スタッド・ランス)のパスが相手に当たり、こぼれたところを田中が右足でニアに振り抜いた。
「いいタイミングでスピード感も、速すぎずゆっくりすぎず(中に)入れた。しっかりボールと止めて決められたのでよかったかなと思います」
前半は新戦力が多かったこともあり、攻撃でかみ合わないシーンも見られた。無得点で前半を折り返していたが、後半開始直後の得点で、大量ゴールの口火を切った。
田中は「初物」に強い。川崎フロンターレ時代の18年9月15日、ホーム北海道コンサドーレ札幌戦でプロ初出場し初得点。初先発した18年11月24日のFC東京戦では初アシストをマークした。日本代表では21年10月のアジア最終予選・オーストラリア戦で初先発で初得点、日本の窮地を救っている。今回、新たに史上初の元日戦、24年初ゴールが加わった。その秘訣(ひけつ)を問われると「たまたまですよ、たまたま」と謙遜しながら「狙っていますし、継続していることしか、(試合に)出ないので、日頃から意識していることです」と明かした。
得点場面について「あそこまで入っていくのも、結構しんどいので。後半とか結構心肺的にもすごく厳しい時間とかも生まれてしまいますけど、でも入っていけば、点取れる」とうなずいた。
前半や後半に外したチャンスシーンを反省も忘れない。「ゴールのバリエーション、ミドルで決めたり、(ペナルティーエリアに)入ってたりと、クロスだったりとか、セットプレーだったりとか、そのゴールのバリエーションを、自分の中で増やしていければいいのかなと思います」。
24年、自らの得点で幸先の良いスタートを切った。「(今季は)クラブでも代表でも4点ずつ取れている。ヨーロッパでは(シーズンが)あと半年あるので、あと何点決められるかが重要。アシストも大事ですけど、得点にこだわっていきたい」と気を引き締めた。【佐藤成】

