【ロンドン29日(日本時間30日)=佐藤成】日本代表が、W杯北中米大会のメンバー発表前、最後の英国遠征に出ている。まずはスコットランドに1-0。今回から増えた交代枠を「10」使いながら、W杯7大会ぶり出場の伝統国を撃破。得た手応えとは-。
日刊スポーツの担当記者がゲームの機微や舞台裏に迫る「Niikan eye」。今回は2列目のシャドー(トップした)ポジションに焦点を置く。チームはグラスゴーから当地入り。聖地ウェンブリー競技場でのイングランド戦に向けて、MF佐野海舟(25=マインツ)がFWハリー・ケーン封じのイメージを膨らませた。
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ドイツのデュエルマスターが、サッカーの母国でも体を張る。セカンドボールの回収、球際の強さがブンデスリーガでも際立っている佐野海は「(相手の)強度はもちろん高いし、まだ足りないところはあるかもしれないけれど」としつつ「全然、負けるつもりはない」と強気に言い切った。
中盤まで下りてきてゲームをつくるエースを、どう封じるか。同じドイツの絶対王者Bミュンヘンで得点を量産するケーン対策が、勝負の分かれ目になりそうだ。DFがつくのかボランチが受け持つのか。佐野海は「受け渡し、誰がどこまでついていくか、は一瞬の判断。パターンは想定した方がいいけど、試合では柔軟に(ピッチ内の)自分たちで対応することが一番」とイメージを膨らませる。
プレミアリーグ3回、ブンデス2回、W杯では18年のロシア大会で得点王に輝いたケーンだけでなく、タレントはそろう。RマドリードMFベリンガム、マンチェスターCのMFフォーデン、チェルシーMFパーマーら世界トップ級。そこに、昨年10月の「王国」ブラジル初撃破に尽力した佐野海が挑む。負傷離脱中のMF遠藤から先発の座を奪う勢いで「セカンドボールを拾ったり、得意なところはぶつけていく」。W杯優勝経験8チームのうち7チーム目の初勝利へ。さらに評価を高める一戦にする。

