5大会連続W杯に臨む日本代表DF長友佑都(39=FC東京)が17日、都内で会見に出席し、代表選出への“賛否両論”に言及した。
10年南アフリカ大会から代表に入り続け、39歳にしてW杯への切符を手にした。チームが掲げる「優勝」に向けて、ベテランは「一番大事なことはチーム一丸となること。いくらいい選手が26人集まっても、一体感がなければ結果は出ない」と過去4大会で得た経験を説いた。
「ピッチに出ても自分は勝負できる」としつつ、ピッチ外の役割の重要性を自負する。「日々いろいろなことがある。W杯独特の匂いがあって、僕はそれを嗅ぎ分けて、空気がよどんでいるなと思ったらきれいな空気に浄化できる。空気清浄機みたいな役割も果たせる。自分がいることの意味、存在価値はW杯を通してお見せできると確信している」と言い切った。
「長友が入ったことによって、賛否両論あるみたい」と自ら切り出して、「W杯が終わる頃には称賛しかないでしょう。日本だけじゃなく世界を巻き込んで戦いますので、見ておいてください」と力強く言い切った。
14年ブラジル大会の苦い思い出がある。当時は本田圭佑、香川真司ら強力な面々がそろい「W杯優勝」を掲げたが、1次リーグで敗退。当時を振り返ると「優勝と言っていたものの、心の底から思っているかというとそうではなかった。選手の質はもちろんあったが、優勝するだけの実力は日本代表になかった」と明かした。
初戦でコートジボワールに1-2で敗れると、2戦目でギリシャに0-0、3戦目でコロンビアに1-4で惨敗。未勝利で大会を去った。「初戦で負けてからチームは落ち込んで、士気もなくなった。不安でどうしたらいいのかとなって、そこから奮起できなかった」と当時の心境を明かす。
もし、あのときに「今の経験を持った自分がいたらチームを前に向かせられた。勝つためのチームはこういう雰囲気だと分かっていて、修正をできる。きれいな空気にできて、チームが過ごしやすい空気になって、前を向かせられる」と宣言。過去4大会の経験を還元し、チームを最高の景色に導く意欲を見せた。【飯岡大暉】

