浦和が敵地で大阪高槻に辛勝した。前半から5バックで守ってくる相手に苦戦。決定機まで持ち込めなかった。

 後半途中、スピードのあるMF清家貴子(18)を投入。すると、DFライン裏への動きだしが増え、好機を演出。清家がドリブルからPKを奪い、自ら決めた。

 吉田監督は「難しい試合だったが、勝ち点3取れたのが良かった。点を取れなくても焦らず90分間、続けてくれたから最後のPKがあった」とほっとした表情。清家は「コースはGKに読まれていたけど、入って良かった」。

 攻守において献身的なプレーを見せたMF猶本光(21)は「後半相手も疲れてきて、裏への選択肢が増えた。前半戦はいい成績ではなかったが、厳しい状況の中でも優勝は狙えると思う」と、気持ちを切り替えた。

 浦和は5位、高槻は10位のまま順位は変わらず、W杯カナダ大会による中断期間を挟む。後半戦は7月12日に行われる。