J1ベガルタ仙台は21日、22日のアウェーのサンフレッチェ広島戦に向けて、仙台市内で約1時間、最終調整を行った。ルヴァン杯ジュビロ磐田戦(12日)でプロ初ゴール&アシストを決めた、2年目のMF佐々木匠(19)はミニゲームで主力組に入り、リーグ戦2試合連続となる先発出場が濃厚になった。

 シャドーの佐々木は、前線3人の連係について「いい距離感を保っている。ワンタッチ、ツータッチで次のプレーに移れる距離を意識している」と語った。ミニゲームを経て、さらに自信が深まったようだ。「小さいコートで相手とのプレッシャーが近い場面でも、3人で崩せた」と手応えを口にした。

 前節鹿島アントラーズ戦(16日)では結果を残せなかったが、渡辺晋監督(43)は「前向きにトライしていた。そこはくんであげないと」と一定の評価を与えていた。右臀部(でんぶ)を負傷して前節不出場だった、チーム得点王のMF奥埜博亮(27)はこの日も練習に姿を見せなかった。佐々木には、苦しいチーム状況を変える活躍が期待される。