浦和レッズはホームでジュビロ磐田に対し今季ワーストの4失点を喫して敗戦した。

 守護神GK西川周作(31)にとって悔やまれる試合となった。前半36に許した先制点はFKを弾くために飛び出したが、届かずに磐田FW川又へ。ルーズボールを押し込まれた。「もう1歩前でトライできればチームを救えた」と、厳しい表情で話した。

 MF阿部主将の2得点で一時は逆転したものの、そこから3失点。MFアダイウトンに決められた同点ゴールはペナルティーエリア外への飛び出しを一瞬ちゅうちょしたことで1対1の対応が遅れ、ボールに触れなかった。「ちょっと止まってしまってまた出た。(スルーパスが)出された瞬間に出ていれば余裕を持てた。確実なことを確実にできるようにならないといけない」と責任を口にした。

 この日が31歳の誕生日だった西川。昨季はアウェー広島戦で誕生日を迎えたが、2-4で敗戦していた。2年連続になってしまった誕生日の4失点。直近の日本代表では落選を経験し、巻き返しを期していただけに、悔しさはより大きなものになった。「自分も失点に絡んでいる。これ以上悔しいことはない」。21日には天皇杯が始まり、来週末にはにはアウェーのサガン鳥栖戦。立ち止まる時間はない。西川は「これをチャンスだと思って戦う」と、トレードマークの笑顔は見せずにスタジアムを後にした。