J1鹿島アントラーズのGK曽ケ端準(37)が天皇杯通算出場を「57」に伸ばし、読売クラブ(現J2東京V)などで活躍したDF加藤久に並び、2位タイとなった。

 GKでは松永成立の56試合を上回って単独トップ。59試合のFW釜本邦茂まで、あと2試合と迫ったが「そうなんですか。特にはないけれどね」と気にしない様子だった。

 連覇に向けた初戦を、JFLマルヤス岡崎(愛知県代表)に5-0と好発進はきったが、試合開始早々に、失点の危機的な場面もあったことを反省した。「危ない場面もありましたし、カバーしきれないところもあった。Jリーグチームが負けているところも、延長になっているところもある。(リーグ戦を含めた)連戦の中で勝っていくことが大事」と結果には前を向いていた。

 高卒ルーキーで初得点を挙げたMF安部裕葵(18)や、プロ初出場のDF小田逸稀(18)、プロ2年目で初ゴールのMF田中稔也(19)ら若手の活躍には「チームとして、いろいろな選手が活躍することは底上げになる。これから暑くなるし、みんなで戦っていければいい」とたたえていた。