ガンバ大阪が格下のJFLヴェルスパ大分に苦戦しながらも勝ちきった。0-0の後半13分にDF初瀬亮(19)の左クロスでオウンゴールを誘発。同39分にはMF泉沢仁(25)がこぼれ球を左足で決めて追加点を奪った。さらに同43分、今度は初瀬の右クロスがそのままゴールへ。ラッキーな形でプロ初ゴールとなり、2得点に絡む活躍を見せた。

 G大阪は直近のJ1神戸戦から先発を10人入れ替えた。ただ1人連続出場した初瀬が、勝利の立役者となった。思い切りのいいクロスに「前半もいいクロスを上げられていた。何個かチャンスがあったので、後半は仕掛けていこうと思っていた。最後の点はラッキーやったけど、仕掛けた結果」とニッコリ。

 前半は攻勢をかけながらも、なかなか得点に結びつかなかった。長谷川健太監督(51)は「勝てて良かった。天皇杯2回戦は難しい試合が多いので、最後までプレーしてくれた選手のおかげ。FW陣は点が取れなかったので、もっともっと貪欲になって欲しい。結果にこだわって努力して欲しい」と前線の奮起を期待した。