清水エスパルスはDF二見宏志(25)の移籍後初得点で先制し、ホームで今季初勝利を挙げた。

 後半15分、FWチアゴ・アウベス(24)の左CKから、ファーサイドでDFカヌ(31)がねばり、こぼれ球を二見が右足で決めた。利き足は左だが「なんか右足で蹴っていた。ゴールは見えていなかった。決まった瞬間は、フリーズしていました。ラッキーです」と笑顔で話した。

 その後は甲府にチャンスを作られる時間帯もあったが、最終ラインを中心にはね返し続けた。前節アウェーC大阪戦(17日)は、後半ロスタイムに1-1に追いつかれる悔しい展開だっただけに、選手たちは気合が入っていた。センターバックとして完封勝利にも貢献し「みんなしんどかったと思うけど、誰も気持ちを切らさずに戦えた。ホームで勝ち点3を取れてよかった」と話した。