東京ヴェルディが、MF渡辺皓太(18)のプロ初ゴールなどで町田ゼルビアに快勝した。

 前半6分、FW高木善朗(24)の浮き球パスに頭を合わせて先制。先発11人で最も小さい165センチは「まさか初ゴールが頭とは…考えたこともなかった。善クンと目が合って、めちゃくちゃいいボールがきたので感謝です。普段はヘディングしないので、狙ったというか『当たれ』『ゴールの方にいけ』と思って、頭を合わせました」と報道陣を笑わせた。

 東京ヴェルディ1969ユース出身の渡辺は昨季、高校生ながらJリーグに出られる2種登録でトップチームに加わり、11試合に出場。今季9試合目となった前節までにJ2リーグ出場時間が計900分を超え、クラブとプロA契約を締結したばかりだった。

 昨夏のリオデジャネイロ五輪には、トレーニングパートナーとして同行した日本の有望株。最年少18歳のゴールで勢いに乗ったチームは、DF畠中慎之輔(21)にもJリーグ初ゴールが生まれるなど大量4得点。町田ゼルビアとの東京対決を制し、J1自動昇格圏内の1位福岡、2位湘南(ともに勝ち点40)と同6差の3位に浮上した。