A組2位のFC東京が敵地でB組3位のサンフレッチェ広島と対戦し、1-0で先勝した。負傷離脱したFW大久保嘉人(35)に代わり2トップに入ったMF阿部拓馬(29)が、前半45分に決勝点。貴重なアウェーゴールを守り切った。第2戦は7月26日に行われる。

 東京が準々決勝進出へ価値あるアウェーゴールと白星を手にした。前半終了間際、阿部のゴールで先制。「いい時間帯だった。勝ちがないと、下を向いちゃう部分がある。勝てて良かった」と息をついた。J1で2連敗を喫し、その間の天皇杯2回戦ではJ3長野にPK戦の末に屈して敗退。エース大久保嘉の離脱も重なった。指揮官が「自信を取り戻すには勝利が必要」と臨んだ大事な一戦で、1点を集中して守り抜いた。