ジュビロ磐田FW川又堅碁(27)が29日、明日7月1日に敵地で迎える古巣・アルビレックス新潟戦(午後7時)に向けて「勝利をつかむだけ」と言った。29日は、磐田市内の大久保グラウンドで約2時間の調整。紅白戦などで汗を流した後、14年夏まで新潟に在籍していたことで、会場のデンカSについて「先制されると、取り返せないような雰囲気になる」と明かし、「先制点がめちゃくちゃ大事」と強調した。

 事実、今季の新潟は先制された試合で12戦勝ちなし(2分け10敗)。磐田も先制すれば6戦全勝と、川又の言う通り「先手必勝」が鍵になりそうだ。

 川又自身は、現在3戦3発と乗っている。5月はJ1で唯一の無得点に終わったチームも、6月は3試合9得点3連勝中で、川又は「攻撃はかみ合っている。先制点を取れるように集中していく」と言った。アウェーでも目指すのは勝利のみ。リーグ前半戦最後の試合で06年以来のリーグ4連勝を飾り、上位進出の足がかりにする決意だ。【前田和哉】