浦和レッズはペトロビッチ監督の進退をかけた一戦で、アルビレックス新潟に2-1と逆転勝ちした。

 前半35分に先制されるも、後半29分にはDF森脇のミドルシュートが右ポストに当たったこぼれ球を、MF阿部がダイレクトシュートを右足で決めて同点。同34分にはMF柏木のCKを中央でラファエル・シルバがヘッド。1度はGKに阻まれたが、倒れても諦めずに右足で押し込み、決勝ゴールを奪った。

 試合後、主将の阿部は「今日来てくれたサポーターはまたかと思ったと思いますけれど、僕らは強い気持ちを持って、チームのために戦い抜きました。点は誰でも良かった。1点とって、ここからだと思えたので良かったです。苦しい時、最後のみなさんの一声があって、この結果を勝ち得た。浦和レッズは、ここからはい上がっていきましょう」と大声で呼び掛けた。