東京ヴェルディがファジアーノ岡山と引き分け、前節の6位から4位に順位を上げた。

 先制したのは岡山だった。前半39分、FW豊川雄太(22)がドリブルでペナルティーエリア内に仕掛けてCKを獲得。FW石毛秀樹の右CKを、DF片山瑛一がヘディングで折り返し、ファーサイドでフリーだった豊川が右足で押し込んだ。

 後半、東京Vは得点を取るべく攻勢に転じた。後半8分にFWドウグラス・ヴィエイラのヒールパスを高木善朗がシュート。GKが弾いたこぼれ球を、アラン・ピニェイロがシュートしたが、枠を外した。迎えた後半30分、左CKをDF平智広(27)が頭で押し込んで同点に追いついた。

 その後、両軍は攻め合ったがゴールを割ることが出来なかった。東京Vは、0-4と大敗した1日の前節ロアッソ熊本戦から何とか立ち直った。一方、岡山は順位は14位と変わらなかったが、5月21日の横浜FC戦から4勝4分けと無敗はキープした。