J1のジュビロ磐田が、J2の湘南ベルマーレに完勝し、4回戦に進出した。

 前半22分、J1で7位の磐田が、J2首位の湘南から先制した。DF小川大貴(25)が、右から中にドリブルで切り込むと、ゴール前約22メートルの距離から、左足でミドルシュートを豪快にたたき込んだ。

 同45分には、元日本代表FW川又堅碁(27)が、DF2人に挟まれながらMF松浦拓弥の縦パスを受けると、DF1人と競り合いながらペナルティーエリア内に入り、GKの動き見切り、左足でゴール右隅に流し込んだ。

 後半に入ると、湘南が開き直ったように攻め返した。斉藤未月、石原広教、下田北斗らMFがボールを持ち、ドリブルを次々と仕掛ける湘南らしい攻めを展開。

 同11分には下田の縦パスを受けたFW野田隆之介(28)が、力ずくで放ったシュートが右ポストに弾かれた。

 すると、その1分後、磐田が反撃に転じ、湘南のペナルティーエリア手前に転がったこぼれ球を、磐田MF上田康太(31)が左足でゴール。後半44分にはDF高橋祥平がダメ押しとなる4点目を決めた。

 湘南は後半45分、MF表原玄太(21)が頭で押し込み、1点を返したが反撃もそこまで。磐田が湘南に圧勝した。