ガンバ大阪のMF井手口陽介(20)が前半14分で負傷交代した。先発したが、試合中に相手の肘が右目に入り、白目部分に出血があったという。すぐさま救急搬送され、千葉市内の病院で検査を受けた。長谷川監督は交代の理由を「プレーを続ければ失明の可能性があるかもしれないというチーム医師の判断」とし「検査結果は今のところ問題ない」と説明。帰阪後にも再検査を受ける予定にしている。

 J1で2連敗中だったチームは2得点で快勝し、公式戦の連敗を2で止めた。指揮官は「カウンターとセットプレーで点を取れたのが良かった」とホッとした表情。攻め込まれながらも完封したGK東口順昭(31)は「(失点ゼロは)最低限。自信をつけることは大事。次ぎにつながる」と手応えを得たようだった。