横浜FCのFWカズ(三浦知良)が、約3カ月ぶりに出場を果たし、自身が持つJリーグの最年長出場記録を50歳4カ月26日に伸ばした。

 後半23分、MF永田拓也とともに途中出場した。2-1と1点リードでしていたこともあって、チームは5バックの守備的な布陣に切り替え、カズも守備に追われる時間が続き、最後までシュート0本でゴールに迫る場面はなかった。「守備を5人にしたので、逃げ切るというメッセージだと思っていた。5-2-3みたいな布陣になって守備は安定したけど、もっと質を高めるには、チーム力を高めるにはボール保持できる技術を身に着けないと。守りきるので精いっぱいだった」と、連勝したものの、今後に向けて課題を口にした。

 柏時代の11年にJ1のMVPを受賞した、新加入のFWレアンドロ・ドミンゲス(33)が後半40分に退くまで17分間は、93年に受賞した自身とのJリーグのMVPプレーヤーが競演することになった。「練習試合から何度も決定機をつくっていた。本番になったらギアを上げると思っていたら、その通りになった。チーム内ではコミュニケーションの部分で難しい部分もあるけど、1点目もゴールに絡んだし、質の高いプレーをしているので問題ないと思う」と、自身も含めて、チームととけ込むのに時間はかからない感触をつかんだ様子だった。