北海道コンサドーレ札幌への完全移籍が発表されたベガルタ仙台DF石川直樹(31)が試合後、サポーターの前に姿を見せ、あいさつした。

 スタジアムに「石川直樹」コールが鳴り響く中、石川直は号泣した。「顔を合わせてさよならを言えたのは、本当に幸せ。幸せな気持ちでいっぱいです」と感謝した。

 13年にアルビレックス新潟から仙台に加入した。「来た時は右も左もわからなかったけど、みんなに引っ張ってもらえた。富田選手がキャプテンになって、彼を、渡辺監督を支えたい思いが出てきた。毎日全力でやってきた。悔いはない。仙台に来て、サッカーが上手になったと実感した。何かもっと大きな恩返しをしたかった」と仙台での4年半を振り返った。

 約6年半ぶりの古巣復帰に向けて、「もう1回しっかりと戦える体をつくる」と期した。