北海道コンサドーレ札幌は明日5日、敵地のキンチョウスタジアムで首位セレッソ大阪戦に臨む。3日は札幌・宮の沢で紅白戦を行ったほか、セットプレーを確認した。先月26日、C大阪とのルヴァン杯プレーオフ第2戦で、PKマークのために同スタジアムの芝を掘り、敵地サポーターから大ブーイングを浴びたMF荒野拓馬(24)は「本当にひどいことをしてしまった。プレーで取り戻せるよう頑張りたい」と、ケジメの一戦に挑む。

 ルヴァン杯後、インターネット上でもプチ炎上した自身の行為に「今後は、そういうことがないようにしたい。C大阪関係者に申し訳ないことをしてしまった」と、反省しきり。三上GMからも注意を受け、クラブを通して相手側に謝罪した。

 前節浦和戦(札幌ドーム)を累積警告で欠場し、2試合ぶりのリーグ戦復帰だ。主将のMF宮沢がアキレスけん痛の中、成長著しい荒野に懸かる期待は大きい。「相手は個人の能力が高いので、非常に固い試合になると思う。前節は良い形で勝ったので、その流れに乗りたい」と、首位たたきに気を引き締めた。