日本代表のハリルホジッチ監督(65)が視察に訪れた「多摩川クラシコ」はドローに終わった。

 序盤から終始、ボールを支配したのは川崎フロンターレだったが、FW阿部浩之(28)のシュートがポストに嫌われるなど好機を生かせず、前半を0-0で折り返した。先制したのはFC東京。後半4分。川崎Fのコーナーキックの流れから、クリアボールを左サイドに大きく展開すると、DF太田宏介(30)のクロスをFW中島翔哉(22)が頭で押し込んだ。

 川崎FはFW小林悠(29)、MF中村憲剛(37)、MF大島僚太(24)が積極的にシュートを打つもネットを揺らせず。川崎Fは今季初の連敗が近づいてきた後半43分、左コーナーキックからDF谷口彰悟(26)が頭で押し込み同点に追いついた。ロスタイムは5分。お互いカウンターから好機をつくり勝ち点3を奪いにいったが決着はつかなかった。