浦和レッズがアウェーでヴァンフォーレ甲府に勝ち、堀孝史新監督(49)の就任から2戦目で白星を手にした。

 浦和が押した。前半途中までボール支配率が70%を越え、大半を攻撃に費やした。17分に司令塔MF柏木陽介が先制点を奪う。FWラファエルシルバと狭いスペースでのパス交換でペナルティーエリアに侵入。相手DF2人のブロックをいなすように左足でやわらかく浮かせたシュートを放つと、GKの頭上も越える絶妙なループとなって右サイドネットに吸い込まれた。

 後半は甲府も反撃する。両サイドを活用してゴール前に何度もクロスを入れるなど攻め立てた。だがDF槙野智章らが体を張ってクリア、GK西川周作も好セーブを見せてゴールを許さない。このままゴールは生まれず、浦和が4戦ぶりの勝ち点3を手にした。

 またドイツ2部インゴルシュタットへの移籍が決まってこの日がラストゲームとなったMF関根貴大は、後半38分までプレーした。