鹿島アントラーズの大岩監督が就任後10戦目で初黒星を喫した。序盤から圧倒され、4バックから、ほとんど練習していない3バックに布陣変更。「前線の数を増やしたく、変化を加えたかった。やり慣れないせいか、ボールを動かしきれない部分もあった」。変更直後の前半ロスタイムにオウンゴールで先制を許し、後半1分にも失点。9戦無敗中はうまくいっていた選手起用なども、この日は裏目に出た。

 今季アウェー戦初黒星で、クラブ新を狙った敵地無敗も10試合で止まった。ボランチからセンターバックに移動した三竿健は「試合後のロッカールームでは『どこか慢心もあったかもしれない。また原点に戻ろう』とみんなで話した」。右MFからボランチに入った遠藤も「いろいろなフォーメーションができれば、もっと強くなれる」。首位に立つ昨季王者が気を引き締め直した1敗となった。