川崎フロンターレの鬼木達監督(43)が勝ってかぶとの緒を締めた。

 17日、神奈川・川崎市内で19日のホームの北海道コンサドーレ札幌戦に向け調整。

 13日に首位鹿島を撃破したが、指揮官は「鹿島に勝っても勝ち点3は変わらない。次の札幌で勝ち点3を取ることが大事になる。そこは言い続けてるし選手も分かっていると思う」と話した。引いて守る札幌にはアウェーで苦戦し1-1の引き分けに終わっている。それだけに「最近はいろんな崩し方もでてきて、相手の状況も見られるようになってきている。相手の隙を大胆に突けるかどうか。そこはどんどんチャレンジしてほしい」とリベンジに期待を寄せた。

 鹿島戦ではMF家長昭博(31)が先発で起用され得点を決めるなど結果を残し、指揮官にとって選手起用のうれしい悩みも増えた。札幌戦の後、アジア・チャンピオンズリーグ、ルヴァン杯と過密日程での連戦が続く中で、鬼木監督は「前線は特に、だれが出ても結果を出してくる。だれが出ても活躍する。連戦が続くので、コンディションがいい選手をタイミングを逃さず使えれば」と話した。