J2湘南ベルマーレは21日、MF武田英二郎(29)が、運動誘発性不整脈の治療で19日に手術を受けたと発表した。全治は約2カ月の予定で、武田は治療完了後、チームに再合流する。

 運動誘発性不整脈は不整脈の一種で、運動負荷がかかると不整脈が起こり、治療が必要だという。湘南の関係者によると、武田は以前、試合中に過呼吸の症状が何回か出たことがあり、今年に入って検査を受けたところ運動性不整脈が発覚。チームと協議、調整した上で今回のタイミングで手術に踏み切ったという。武田は手術前日の18日まで練習に参加していた。19日の手術は無事に成功し、21日に退院した。

 武田はJ1横浜F・マリノスの下部組織をへて07年に青学大に進学。10年に当時J1だった湘南の特別指定選手となり、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)1試合に出場。翌11年に古巣の横浜に入団も、12年にJ2ジェフユナイテッド千葉、13年にガイナーレ鳥取、14年にアビスパ福岡と期限付き移籍を繰り返し、15年に湘南に入団。3シーズン目の今季、リーグ戦は先発した3月25日の千葉戦1試合の出場にとどまっていた。天皇杯では、6月21日の国士大との2回戦に先発し、後半25分までプレーしていた。