浦和レッズはアウェーで第1戦を落とした。

 この日は5バック気味の陣形で、守備に意識を置いた。

 前半を無失点で折り返す狙いでDFマウリシオらを中心に体を張って守っていたが、前半33分に川崎フロンターレMF中村憲剛に崩されて失点した。ペナルティーエリア内で中村に振り切られたマウリシオは「(質が)低いものを見せてしまった」と反省を口にした。

 3失点とやられたが、後半から出場したMF武藤雄樹が4強進出へ希望をつなぐゴールを決めた。0-2の31分、DFラインの裏を突き、そこへMF青木拓矢が中盤から長いパスを供給。ペナルティーエリア内でトラップすると、反転して左足でゴール左隅へ蹴りこんだ。

 済州(韓国)と対戦した決勝トーナメント1回戦第2戦では、アウェーの第1戦で0-2で敗れた後のホームで必要だった3点を奪い大逆転してみせた。今回は次戦で2-0で勝利すれば2戦合計で上回れる。とはいえ川崎Fは今季リーグ戦でも1-4で敗れている難敵。武藤は「いかに守備で抑えられるか。修正しないといけない」と語った。