清水エスパルスMF白崎凌兵(24)が、27日の次節ホーム浦和レッズ戦で実戦復帰する可能性が出てきた。23日、清水三保グラウンドで行われた練習では、左サイドでプレー。10対10のミニゲームでは、積極的に前線に飛び出してクロスからシュートを放つなど、見せ場をつくった。

 白崎は6月4日、東京戦(0-2)で右脛腓靭帯(けいひじんたい)結合部を損傷し、全治3カ月と診断された。浦和戦でピッチに立てば、当初の予定よりも早い復帰になるが「勝つことが大事。チーム全員で結果を残したい」と話した。

 離脱している間には、広島からMF清水航平(28)が期限付き移籍で加入した。結果、サイドは選手層が厚くなったが、背番号10の自覚から「自分がやってきたことを出すだけ。ピッチに立って、チームを勝たせることに集中している」と言った。小林伸二監督(56)も「シラが帰ってきて(チームが)違う。(選手交代の)カードも変わってくる」と期待を口にした。

 現在13位のチームは2連敗中。J2降格ラインの16位大宮とは勝ち点6差で、白崎は「3連敗は厳しい。何とかしっかり勝って、勢いに乗れるようにしたい」と言葉に力を込めた。【保坂恭子】